季節の一枚

特別編


天空からの贈り物
天空からの贈り物 《平成27年10月中旬》
購入を先延ばしにしていたNikon D850。 発売日(9/8)にさらっと納期状況を調べてみてあらびっくり!!! 発売当日入荷を逃すと、すでに二ヶ月待ちとか・・・
暗い話題の多かった発売元には嬉しい誤算でも、当方にとっては思いもよらなかった悲しい誤算。 既購入者の情報を観察すると、到底高画素機など必要としないような使い方の方々にも、多分オートフォーカスと連写性能の改善、DXクロップ(APS-C)時でも十分な画素数、等々で乗り換える(又は、買い増す)気を起こさせたのでしょう。 個人的には広大で精緻な俯瞰的風景作品意外に、このような有効4575万画素など必要性は感じないのですが、スナップ写真とかヒコーキ写真とか、多分鉄ちゃんとか・・・  世の中、余分なものまで直ぐに買えるお金持ちが増えた事を、「金は天下の回り物」と喜ぶ事と致しましょう。
ところで巷の噂では、八千万とか一億とか更なる高画素へ、時代もレフレックスからミラーレスらしい・・・  後者は、個人的にファインダー像が液晶(有機EL)なのに違和感があるだけで、その利点は十分納得の一方、前者はD800Eでも、その高画質を発揮できる作品の大きさは、おおよそA2以上くらいではないでしょうか。 しかも、それには高性能なレンズが必須。 まさか一畳ほどの引き伸ばし需要が増えるとも思わないし・・・  (全くの余談ですが、一畳の大きさには地域差があるそうです。 大まかには広い方から、京間・中京間・江戸間。 ちなみに地元三河地方は貧乏臭い「江戸間」だそうだ。) 結局は撮像機を元手に、それよりもはるかにお金が舞い込む販売戦略。 ニコンが元気になってくれれば良いのですが、個人的には市場価格が直ぐには下がりそうにないのが、これまた懐的に大きな誤算・・・
という訳で、今月の「季節の一枚」も、残念ながら引き続き過去のこの季節の作品から。
先月同様こちらも既に売却済みの、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDによる撮影です。 このレンズの欠点、四隅の結像不足は、このような作品では問題にならず、満足の行く写りです。 北陸新幹線開通ですっかり「鉄ちゃん」には忘れられたほくほく線。 がっかりの夜明けの日本海の撮影の後、とぼとぼ近くのくびき駅の撮り直しに向かった途中で、取り敢えずの「道草」の一枚。 彼方からやって来る「ゆめぞら」号に合わせるように、撮影直前に天空のカーテン。 幸運な一枚が撮れました。
今作も、画像編集はCapture NX2によるものです。

早期に機材入手できた場合には、通常の「季節の一枚」をお届けしたいと思います。


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平成29年9月 石畳の坂道

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